定期保険の保険期間の選び方は? (10年更新型か、それとも長期?) |
30歳前後の方が、子育て期間、あるいは現役で仕事をする期間の死亡保障を確保するために、定期保険に加入することを検討しています。 典型的な定期保険の加入方法としては、図1のように保険期間を10年として、10年ごとに契約を更新していく方法、あるいは図2のように保険期間を60歳までとし最初からより長期の定期保険に加入してしまう方法などがあります。 一体どちらが良いのでしょうか?![]() 図1 定期保険:保険期間・保険料払込期間 10年更新タイプの例 (初回の契約年齢30歳、男性)
![]() 図2 定期保険:保険期間・保険料払込期間 60歳までの例 (契約年齢30歳、男性)
ここでは、具体的な保険料を比較して検討したいと思います。 表1はインターネット専業生命保険会社である「アクサダイレクトの定期保険2」に30歳男性の方が10年更新タイプおよび保険期間60歳までの契約に加入した例を示しています。 「アクサダイレクトの定期保険2」は、申込手続きをインターネットに限定しコストを抑えた分保険料をお手ごろにしていることが特徴です。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
表1において、10年更新タイプの保険料は当初割安ですが、10年ごとの更新のたびに保険料が上がり、51歳からの保険料は当初の約4倍となります。加齢とともに死亡率が上昇するので当然といえば当然です。 それに対し、保険期間を60歳までとした場合は、当初は割高に見えますが、60歳満了まで保険料は変わりませんので、60歳までに支払う保険料の総額で比較すると、10年更新タイプよりおよそ12%割安という結果となっています。したがって、60歳まで保障を継続することを前提とすると、払込保険料総額で評価すれば、10年更新タイプより保険期間60歳までとしたほうが経済的に有利といえます。 ただし、30歳の方が保険期間を60歳までを選択するということは、30年という長期になりますから、もしかすると、途中で万一のことが起こってしまうかもしれませんし、何らかの情勢変化により保険契約を解約したり減額したりするケースがあるかも知れません。ここではやむを得ず中途解約という場合も検討しておくことにします。 将来、死亡保障を減額する可能性がある状況の変化を考えてみると、 ◆ 住宅を購入するので、団体信用生命に加入することになった。 ◆ 子供が社会人になって独立した。 ◆ 勤続年数の増加とともに勤務先の死亡退職金の金額が上がった。 ◆ 勤務先を早期退職してまとまった退職金を得た。 ◆ 親の資産を相続した。 というように状況変化はいろいろありそうです。 表1によれば、10年更新タイプの保険料累計が保険期間60歳の契約のそれを上回るのは、56歳を超えてからです。 単純に支払い保険料累計額だけを比較すれば、保険料累計が逆転する50歳代前半以前に契約を解約することになった場合は10年更新タイプのほうが良かったということになりそうです。 「アクサダイレクトの定期保険2」の詳しい内容はこちらへ
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